カウボーイが教えてくれた、
自然と共にある暮らし
「家族を愛し、 自然と共に生きる。仕事に自信をもち、自尊心を失わない」これは、カウボーイの言葉です。このシンプルなポリシーが、これまで、私にたくさんの勇気と希望を与えてくれました。今の私は、まさにカウボーイのスピリッツによって導かれた暮らしをしていると言えるかもしれません。
東京生まれで東京育ちの私が、かつて旅した北海道に魅せられ、日々、四季折々の自然と共にある暮らしがしたい、そして、大好きな馬の背に揺られて緑の草原を駆け回りたい、という夢を叶えてくれたのが、雄大な大雪山連峰に囲まれたまち・旭川の郊外にある桜岡です。この地に移り住んだのが9年程前のこと。現在は、私と妻、2人のスタッフ、そして9頭の馬と共に、ウエスタンスタイルの乗馬やホーストレッキングを楽しめる「クラークホースガーデン」を運営しています。
様々な人との出会いから エネルギーをもらって
現在の場所に移り住んでからは、まず自分たちの住む家を作り、柵を作り馬を放牧し、古い小屋を直しと、一つ一つ手づくりでスタートしました。一番の不安は、お客様を馬に乗せて果たして生活の糧になるか
どうかでした。しかし、私たちが一生懸命作業をしていると、色々な人たちがやってきて励ましてくれたり、中には手伝ってくれる人もいました。こうした触れ合いから不思議なエネルギー
をもらって、現在に至っています。 徐々に買い足していった土地も14ヘクタールになり、馬も9頭に増えました。最近になってようやく、「クラークホースガーデン」をやっていますと、言えるようになりました。馬以上に人間が大好きなので、ここで様々な人と出会えることが何よりの喜びです。東京から「クラークホースガーデン」を舞台に雑誌の撮影にやって来る方もいますし、つい最近はテレビドラマ「赤い疑惑」の舞台にもなりました。私もちらりと出演して楽しませてもらいました。
人間も自然の一部であることを、
次の世代に伝えたい。
「クラークホースガーデン」には、様々な年代の方がやって来ます。ホーストレッキングを楽しむ方はもちろん、カントリーミュージックが流れる中で、遠くの山並みを眺めながら、ただただ何もせずにゆっくりとした時間を過ごす方もいます。ここに来て自然に触れて、自分の生き方はこれで良いのだろうかと考えてしまう方もいるようです。そして、若い方も多いことがうれしいですね。
実は、私たちは環境を守るために、NPO法人「ネイティブクラーク」を立ち上げて、馬に乗って森林内の環境保護などにかかわっています。馬は自然にやさしい存在です。これから自然と共生していくためには、車より馬を活用すべきだと思います。アメリカなどでは、国立公園の管理などを馬に乗って行っています。日本でも、北海道からそうしたことに取り組んではどうでしょうか。最近ようやく、スローライフと言われるようになり、自然と共に暮らすことの素晴らしさが再認識されてきたのはうれしいですね。
人間も自然の一部であり、自然と共に生活していくべきです。これこそ、これからの子ども達に伝えなくてはならない大切なことではないでしょうか
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