旭山動物園のマチ”旭川”からお届けする、北海道グルメのお取り寄せサイト!

★北海便から会員様へのメールマガジン・特選お話集★その4
SAKURA☆さくら

「さくら」とは、我が家の家族・猫ちゃんです!
さくらとの生活は今年18年目を迎えた、おばあちゃん猫です。
真っ白な毛、優雅に舞う長い毛。
一目ぼれしたのです!
しかし、今年2008年7月7日に亡くなりました。
そんな「さくら」との生活を書き留めておいた作品です♪
【vol 1】
さくらとの出会いは18年前。さくらが3ヶ月の子猫の時。
一目ぼれしてしまった…まるで、桜のはなびらのように、愛らしいかった。
出会いは、勤務中なにげに無料配布新聞「ライナー」を見ていた時。
「ペルシャ雑種差し上げます」
むむ、ペルシャ!?
どんな容姿の猫ちゃんかは知っていた。が、過去、誰からか「気性が荒い」と吹き込まれていたので、
ちょっと躊躇した…。でも、気になる!!
一目見てみたい!
そんな欲望に囚われ、帰り道、そのご家庭へ寄った。
中へ入ってびっくり!
よちよち歩きの子猫のペルシャがいっぱい!あっちにもこっちにも!それも皆、白い!
か、かわいぃ〜〜
見とれていると、
「あ、こっちのは違います。この子です」と、言われ目を向けると
おぉ!なんと愛らしい顔!
目はぱっちり、ふさふさ、ぽやぽやの毛。
他の猫よりちょっと大きいが、3ヶ月に入ったとのこと。
もう、ぶっちぎり「いただきます!」と答えた。
見た瞬間に名前は決まった。
「さくら!」
さくらの花びらのように可憐で愛らしい姿で決めた。

そして、我が家へ。
同居人には無理やりOKをとった。(旦那様)
しかし、子猫ちゃん…日中、留守させるには不安。
で、さくらを連れて、会社へ出勤することとした。
ネコ同伴出勤は2匹目だけど、事務所の同僚もきっと喜んでくれるはず!
以前に飼っていた猫の「ぺろ」は病死したのだった…。
しかし、この「さくら」はまるで鉄砲玉のようにすばっしこい!
家に着いて離したとたん、あっちの壁に激突、こっちの壁に激突を繰り返す。
捕まえようと、手で?むと「ウギャー!!!」と叫ぶ!
…。なんだってんのよ〜〜
しばらく激突する様子を見ていると、姿が見えなくなった。
そっとカーテンの後ろを見ると、寝てる!
やっと落ち着いたかぁ…。
こんな猫初めてだぁ!いったいどうなるやら…。。。
【vol 2】
さくらと始まった新しい生活…。
夜、一緒に寝るのを嫌がり、枕元で眠っていた。
そして、私が寝返りをうつたびに、揺れる髪の毛に…じゃれる!
イタタタッタ!
なにすんの!もう〜
深夜に起こされるぅ。
寝不足な朝を迎え、ご飯を食べ、出勤!
車の中では…えらいこっちゃ!
興奮して私の肩に這い上がり、頭にしがみつく!
イタタタッタ!
なにすんの!もう〜!
職場では、机の上でお昼ねするのだが、目覚めると…
消しゴムや鉛筆を転がし遊ぶ〜
「こらこら、それ、使うねん〜落とすなー」
あーシンド…
だめだこりゃぁ。
子猫は事務所に不似合いだったのだ。
そんな生活が1ヶ月続いて、とうとう決断した。
ある日、初めて自宅にお留守番させることとしたのだ!

勤務中、ひとりぽっちでどうしているかと、泣きそうになった。
「泣いてるだろうなぁ…」今、帰るよー!と、まっしぐらに帰ると…。
いない!何処にもいない!?
可笑しいなぁ。家中探したがいない…。
そ、その時、さくらの泣き声が聞こえた。
急いで居間にもどって探したが見当たらない。
ぬぉ??
「ミヤァ〜」ほぇ?上を向くと、いた!
なんとカーテンのサンの上にしがみついている!
なんでそんなところに!?
登ったのは良いが、降りれなかったのだぁ。
そこへ旦那様が帰ってきた。
よっこらしょと、降ろしてもらい抱き上げたのだが、
イヤイヤをして飛び降りてしまった。
…。めんこくなーい!
そしてこれが毎日繰り返される!いつしかカーテンはボロに…。ガクッ
【vol 3】
さくらが我が家に来て2ヶ月が過ぎた頃のこと。
多少落ち着いたものの相変わらず、駆けずり回る。
ちょっと心配だったがある日、ベランダへ日向ぼっこにだした。
ここは2階。
ベランダは柵ではなくコンクリートで覆われている。
ところどこと隙間があるが、まさか、飛び降りるなんてことはあるまい…。
そう思ったのだが!
夕方になりさくらをベランダに出したままだったのを思い出した。
大変!窓は閉めていたのだ。
薄暗い中、名前を呼んだが返事がない。
あれれ?
どこか棚とか隙間に入ったかなぁ。
見たがいない。
その間にどんどん日が暮れ、すっかり暗くなった。
どうしよう!
まさかお隣にいったのか?
仕切り版の下は少し隙間があるのだ。
さくらなら十分抜けられる。
以前に飼っていた「ぺろ」すら通り抜けたのだから。
でも、左隣は真っ暗。電気がついていない。目をこらしてみても暗くてわからない。
右には2件のベランダがある…端は全く見えない。
どうしよう!
そこへ旦那が帰ってきた。
事情を話すと、見に行くという。
ど、どうやって???
すると、ベランダの塀に登り天井続きに渡っていく。
ほぇー!

隣は全て見にいってくれたが、いなかったという。
まさか…何処かの部屋に連れ込まれたか!?
可愛いからついって事が…
いや、ひょっとしたら隙間から下に落ちたのかも!?
慌てて下へ行き、周辺を走った。
「さくら〜〜〜さくら〜〜!どこじゃー」
呼んでもニャーとも聞こえない。
いない!
何処へ消えた??
うわぁぁ〜〜ん!
さくらがいなくなったぁー。
時間を変えては何度も周辺を見にいった。
建物の横には2車線の大きな道路。まさか飛び出して…。
しかしそんな様子もない。
途方に暮れた。
夜明けを待つしかない。
眠れない…。
【vol 4】
さくらがいなくなった!
いったい、何処へいってしまったのか…並びのベランダを旦那さんに見てもらったが
いない。勝手にベランダへ侵入して…不法侵入罪に問われるか!?
一夜あけて。。。
早朝より捜索開始!マンションの隣は、高校のグラウンド。
木々がおいしげり、おまけに草、ぼーぼー。
「さくらぁぁぁぁー!どこにいるのー!」
ひざまである草をかきわけ、さくらの名を呼ぶが、返答なし。
しばらくして、どこからか。。鳴声が?

しゃがんで、草をかきわけると。。
そこに!いた!
「さくらぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「にゃぁぁぁぁぁぁー!」
「どこ行ってたのー!おばかちゃん!」
なんとも、感動的な再開!
ひっしと抱き上げ、よしよし。。。
「ホントにもう、おばかさん…。」
怪我してる様子もなく、ひと安心!
抱いて部屋へ入ると、旦那が
「やっぱり外にいたんだぁ」と。
しかし、2階からとはいえ、コンクリートの地面にダイブしたさくら。
ネコって。。?ふしぎ!怪我がないなんて!
ベランダで過ごすさくらに注意して見るようになった私。
しかし、またもやくり返される。。カーテンクライミング!
彼女は、落ちるより登るのがお好きみたい。
そして、何故か、おり方を。。。知らない。
【vol 5】
さくらと生活を始めて、家中あちこちが…ボロッ!
新築マンションなのに〜
ソファは爪とぎ場所。
カーテンはロッククライミングならぬカーテンクライミングで、ボサボサ。
そして、夜な夜な「アぉーン!」と泣き叫ぶ。
恋の季節なのだ。
それはさくらが2歳になった年の頃のこと。
実は妊娠したのだ!
さくらではない。自分が!(赤面…)
出産予定は翌年の1月。
で、考えた…。

これからどんどんお腹も大きくなるし〜
生まれたら、さくらのお世話ができなくなるし〜
ていうか、さくらの恋の季節は非情に睡眠不足になる!
よ〜く考えた末、避妊手術をすることにした。
さくら…ごめんね。
さくらにだって赤ちゃん産めるのにな。
その赤ちゃんを抱いてみたかったな…。
辛い決断だったが、お互いの幸福のために…の一点で決めたのだった…。
【vol 6】
さくらが入院した。
避妊手術をするために…。ご、ごめんね。さくらぁ。
初めての病院で、さくらは怯えていた。無理もない…。
2泊3日の入院。
さくらのいない家は火が消えたよう…。
今頃どうしているだろう、そんな事ばかり考えていた。
3日目の朝、お迎えに行き、獣医さんと話したら!
「あのね、なんと、腫瘍が見つかったんですよ!」
「え??腫瘍??さくらにですか?」
「卵巣に2cmほどの腫瘍でした。大きいですよ」
「へぇ…。で?」
「一緒にとっておきましたから、大丈夫です。一応、悪性か検査しておきますから」
なんと!さくらは病気をしていたのだった。
このまま放置していたら、命を落としていたかもしれないと思うと…
良い選択をしたのだと納得した。
見せてくれた腫瘍は小瓶に入っていた。
さくらは命びろいしたのだな、と思うと泣けてくる…。
その後、さくらを見に行くと、檻の中でうずくまっている。
「さくら〜迎えに来たよ!」
声をかけるが無反応。
放心状態だった。

大丈夫か!?
周りには犬やネコ、キャンキャン、ワンワン、やたらに騒がしい。
こんなところにいたら、こうなるよなぁ。
連れて帰ろうと抱こうとすると…シャー!と怒った!
こ、怖い…。
かなりのひっかき傷を負いながらも、なんとか籠にいれ、連れ帰ったのだった。
来週、抜糸があるため再び行かねばならない。
放心状態のさくらは…素直に行くだろうか!
【vol 7】
生まれたー!
それは、さくらが無事退院して5ヶ月後の事。
腫瘍なんかを摘出して、その後の回復は順調。
いつもの「あばれ さくら」にもどっていた。
で、何が生まれたのか。
赤ちゃんなのだ。人間の女の子が一人、我が家に追加された。
3週間の入院と1ヶ月の実家での生活を終え、無事我が家へ帰ると…。
「さくら〜〜〜久しぶり〜〜!」と出迎えたさくらは…。
ゲッ!なにこれ!?
なんか太ってない??毛のせいか?
抱いてみると「重ッ!!」
「さくら…太ったね…。」
さくらの面倒を見ていたのはお姑さん。
いったい、どんな生活してたのか…。
聞いてみると、1日に6食もあげていたようだ。
台所に行く度にニャーとなくので、そのたびにあげていたそうな。
そりゃ、太るわな…。

お姑さんも帰り、さくらと赤ちゃんとの生活がもどった。
さくらは、赤ちゃんに興味津々!じーと見てる。
ある日、テーブルに座り赤ちゃんのそばにいた。
ちゃこまか動く手足に…思わず反応したのか、チョチョッと!
順調に育つ赤ちゃん。
さくらと仲良くしてくれるかなぁ。
いや、それよりも、もっと強い絆を!
その絆こそが、生きる全ての生き物への愛情に通じるのだ!
愛は世界を救う!
で、私流の子育てが始まったのだった。
【vol 8】
さくらは毎日、新入りの赤ちゃんが気になるみたい。
いつでも側にいて、じーっと見つめていた。
赤ちゃんが泣くと、心配そうに見つめたり、
他に部屋にいる私を呼びにきたり。
「ちょっとー泣いてるにゃぁ〜きてにゃぁ〜」
と、でも言いたげに「ニャーニャー」呼ぶのだ。
つまり、完全に子守役を果たしてくれていた!
そして一緒に並んで寝る。

その様子がまた微笑ましい〜♪
さくらに見守られ、すくすく育つ赤ちゃん。
きっと、さくらを愛する子に育つだろうな、なんて思いながら
ある事を考えていた。
【vol 9】
子守ばかりしているとストレスがたまると思い、お散歩に行く。
うちはマンションなので、駐車場には車がいっぱい。
その1台1台をクンクン、嗅ぎまわるというか、チェックするというか。
そんで同じく住人のネコちゃんに会ったりもする。
それはレオ君、8歳。
トラネコ。さくらより5歳も年上。
レオくんに遭遇しても、さくらは知らんぷり。
ていうか、嫌がっている。

レオ君はまんざらでもなさそう。
しかも、飼い主のおばちゃんが妙にさくらに話しかけてくる!
「さくらちゃ〜ん♪お利口さんねぇ〜レオ、どぉ?」
どぉって言われてもにゃぁ…。
ある日、車の下に座っているさくらに、レオ君がやってきて、近づいていった。
遠めに見てて、どうーすんのかなぁ。と思いきや、
さくらはレオくんにネコパンチ!
すごすご帰るレオ君であった。
女は強し!
【vol 10】
マンションに隣は高校のグラウンド。
緑が生い茂る、絶好の遊び場。
ていうか、草ボーボー〜
膝まである草むらを散歩したり、虫をとったり、お昼ねしたり。
さくらのお気に入りの場所だった。
このマンションを選んだのはそんな環境だったから。

しかし、周辺には大きな道路に囲まれているため、興味から飛び出さないかと
日々心配の種は多かった。
ある夜、道路をはさんだ向かいの自販機にジュースを買いにいこうとして、
さくらがついてきた事があったのだ。
でも、渡ろうとはしなかった。歩道でちゃんと待っていた。
えらいな〜さくらは!
緑の中で子守から開放され、のんびりくつろぐ。
時々、さくらを探すのにやっかいだが、呼べばちゃんと草むらから顔を出すのだ。
しかし、出てきたさくらの毛の中には…小さな虫がへばりついてる!
どこかに顔を突っ込んだのか、ほこりまみれ。
家へ入るとまっしぐらに台所のお皿の前で「にゃー!」
幸せなやっちゃなぁ…。
【vol 11】
赤ちゃんだった子供もすくすく育ち、もうすぐ2歳という頃。
片言でさくらを“オネェー”と呼び、まるで姉妹のように過ごしていた。
保育園で“おまる学習”をしてきたため、我が家でもトレーニング!
2歳前には、ちょっと早いんじゃないかなぁ、と思いつつ準備完了!
しかし…なぜかおまるに座る前に全てを脱ぎ捨てる!
下だけでいいんだよ〜と言っても聞かない。
これってどういう心境なんだろぉなぁ。
見守り隊のさくらも“おまる”に興味津々!
その姿をじっと見守っている…。

そして、全てを終えた後…。
さくらは“おまる”チェックをするのだった。
クンクン、クンクン。…!
“おまる”に手をかけ、便座をひっかく!
こ、これは「砂かけ」の技術!
「さくら、いいんだってば〜流すからさぁ」
ややしばらく便座をひっかいて、おもむろに去る。
赤ちゃんはというと、脱ぎ捨てた衣服を拾い集め、
チグハグに着るのだった。
「アーァー」と叫ぶ。
見ると…ありゃま、あんたパンツ忘れてるでぇ…。
もちろんボタンなんぞ、まだとめれない。
また脱がして、着せる。
さて、上着を、、あ、さくら!何座ってるん!
ちゃっかり上着の上に座ってるさくらだった。
ある夜、動物の「すりこみ」という躾方法をテレビで学んだ。
それは、ある事を慣れさせ、そうだと思わせる躾方法。
おぉ!これは面白いかも!ヒラメイタのだった。
それは…さくらは魔女にネコにされたお姉ちゃんだということ…。
【vol 12】
寝る前にするお話は、だんだんエスカレート。
ひそかに考えていたこと、それは「さくら」は元は人間で、
悪い魔女にネコにされてしまったって事。
こりゃいい!
毎日、この話をしてあげよう。
もしかしたら、ずっと信じつづけるかもだ!
なんてことを考えてた。
2歳になった赤ちゃんは「おはなち、ちてー」布団の中から叫ぶ。
きたぞー。
「じゃぁね、今日はさくらの話ね〜」
昔むか〜し、さくらは、とっても可愛い人間の女の子でした。
お母さんに頼まれておつかいに行きました。
森のそばを通るときです。
森では悪い魔女が魔法の勉強をしていたところでした。
「おや、いいところに実験台がきたわ。よし、試してみよう」
そして、さくらのそばに来て、「おひゃおひゃ、にゃーもーん!」と
呪文を唱えました。
すると…なんと!

さくらはネコになってしまったではありませんか!
さぁ、大変!さくらは、家もどこなのかわからなくなってしまいました。
つづくー。
「えーおはなち、ちてー!」
「続きは明日ねー。」
しかし…ちっとも寝てくれない!
こっちが眠いわい。
【vol 13】
寝る前にするお話に、とうとうさくらが登場!
次の日の夜、「魔女にネコにされたさくらのお話」続行!
「おはなち ちてぇ〜」と布団の中から叫ぶ。
「はいはい、じゃ、昨日の続きね!」
悪い魔女にネコにされちゃったさくらは、お家もわからなくなりました。
森の中をさまよい歩いて、疲れてねてしまったのでした。
そこへ良い魔女がやって来ました。
「おや?この子は、人間じゃないか。ははぁん、悪い魔女にやられたね。
どこの子なのかな。」
バックの中から、水晶の丸い玉を出し、見てみました。
「ほうほう、レンガの家の子なんだね。でも可哀想だけど、人間にもどしてあげれないなぁ。
この魔法は、3回生まれ変わらないと、とけない魔法だからねぇ。」
そして、ネコのさくらを家へ連れていきました。
そのころ、帰りが遅いさくらを心配して、お母さんは探していました。
森の中で叫びます。「さくらちゃーん!さくらちゃーん!何処にいるのー」と。
返事はありません。途方にくれました。
そこへ、良い魔女が現れ、お母さんにこういいました。
「あなたの娘さんは悪い魔女にネコにされてしまったのですよ。
今は魔法が解けません。
私があなたをネコにしてあげますから、娘さんに会ってあげなさい。」
お母さんはびっくりしました。
でも、その魔女の話を信じ、ネコにしてもらいました。
この魔女の魔法は、すぐとける魔法だったのです。
そして、ネコのさくらに会うことができたのでした!

でも、事情をさくらに伝えると、とても二人は悲しみました。
お母さんは、魔女に聞きました。
「この子は、3回はネコのままですよね。次に生まれてきた時は、
どうやってさくらを見つけたら良いのでしょう?」
魔女はいいました。
「大丈夫です。ちゃんとあなたの元にきますよ。白いネコをみたら
抱いてあげてください。そうしたら分るでしょう」
お母さんは安心しました。
そしてネコのさくらと幸せに暮らしました!
おしまい!
「えーおはなち、ちてー!」
「もう、終わったの〜」
「やだーおはなち、ちてー!」
しかし…ちっとも寝てくれない!
【vol 14】
魔女にネコちゃんにされた「さくらのお話」作戦は順調!
毎晩、繰り返しお話すると、こんな事をいうようになった。
「さくら、かわいちょうね」
「うんうん、だけど、まゆのお姉ちゃんだからね、いじめちゃだめだからね」
まゆ→赤ちゃんの名前。
そして月日は流れ…まゆは5歳になり保育園へ通うようになった。
あるとき、仕事で地方出張が発生。
1泊の予定だが、心配事があった。
それは、最近さくらの様子が変なのだった。
ひぇ、ひぇ、ひぇ、ゲぇー!
くしゃみなのか、咳なのか…
風邪でもひいたかなぁ…どないしょ!明日は出発だし。
留守の間、まゆはお父さんが送り迎えするのだが、さくらの面倒までかけるとは、
ちょっと心配だった。ていうか、このまま悪化して死んでしまったら!
次の早朝、探して獣医へ連れて行った。
さくらは…おびえてる!
「まぁ、念のために注射しておくよ」と。
また、でかい注射!か、可哀想…。
その後、まゆを保育園へ、どうにか出発時間に間に合った!
出張先で家へ電話して様子を聞くと、変わらない様子。
どないしたんやろなぁ…。
そんなこんなで無事帰宅し、さくらの様子を見にいくと…
ぐげぇーひぅーげぇぇぇゲポッ
あ、、なにこれ!?

緑色の細長いものを吐いた。
あひゃ
こ、これは草やん!風邪じゃなかったんだぁ。
全長20cmはあろうかという草。
そ、そうだったのね。そういうことだったのね…。
病院代2,800円…く〜〜
しかも、注射までされたさくら。痛くて高い草だった!
【vol 15】
同じマンションの住人に犬もけっこういた。
その中のチャッピーはシーズー犬。可愛い♪
飼い主さんと年齢が近いのもあり、仲良くしていた。
ある日曜日、そのチャッピーを数時間、預かることとなった。
飼い主さんが急に仕事が入り、急遽のため、ペットショップは行けない
という事らしい。
もちろんOKした。てか大喜び♪
「ママ、さくらはどうすんの?仲良しになる?」
「さぁ、ちょっと大変かもね。さくらには避難してもらおう!」
そこで予定の時間前に、まゆのハイベットに上がってもらった。
ピンポーン♪
きたきた!ドアを開けると、チャッピーが飛び込んできた!
抱き上げると顔をぺろぺろ舐めまくり。
「じゃ、お願いしまーす♪」
「いってらっしゃーい♪」
チャッピーちゃんはあちこちクンクン忙しい。
「少し落ち着きなさーい、チャッピー」
そう言うと、横へ来て寝そべるチャッピー。
なんてお利口なんでしょ!
まゆは自分の部屋で遊んでる。
そこへチャッピーちゃんが走って行った。
ベットの上にはさくら…。
気づくかなぁ…って、分らないわけないよなぁ。
きっと、ドキドキして知らんふりしてるんだろうな。

約2時間過ごしたチャッピー。さすがに飼い主が恋しいようだ。
寝そべって、玄関ドアの前にいた。
そこへピンポーン!
ドアを開けるとしっぽをぶるんぶるん振って大喜び!
やっぱり飼い主さんにはかなわない♪
いそいそと帰っていった。
お礼にチョコをもらった。
「さくら〜お疲れ様。食べる?チョコ」
さくらは、チャッピーのいた場所を入念にチェック。
そのチャッピーも昨年高齢のため他界した。
14歳だった。
さくらも今17歳だから人間の年齢なら80〜90歳。
いつまでも元気でいてほしいけど…。
【vol 16】
思いかえせば。
さくらと出会ったのは17年前の冬の初め。
摩訶不思議ネコのぺロが亡くなって、半年ほどたった頃だった。
無料機関紙ライナーを勤務中に何気に眺めていた時だった。
『無料ネコさしあげます。ペルシャ雑種、3ヶ月』という広告が目に飛び込んできた!
ペルシャ!!見たい!
勤務終了と同時に飛び出し、そのまま、ペルシャに向かって、まっしぐら!
そして!さくらの花びらのように可憐で、愛らしい。。。
さくらに逢うことができたのだった。。。
見た瞬間、「さくら」と名を決めていた。
見たが、最後とはこのコト。。
もう、なんの迷いもない。しっかりいただいてきてしまった。。
しかし。。ぺロが亡くなってから、ネコグッズは全て処分してしまっていた。
それは、しばらくは、悲しみから逃れるため。
で、新たに買うためにホームセンターに行かねばならなくなった。
しかし!
生まれて初めて車に乗るためか、大暴れ!
ニャーギャーニャービャー!
私の肩に乗るや、爪を立てて泣き叫ぶ!
動き出すと、更に怯え、左肩から右肩へ移動し、顔の周りをぐるぐる回る!

長いしっぽはふさふさなのがご自慢なのだが、それが口に入り
呼吸困難と前方を塞ぐという、かつて経験した事のない大冒険となったのだ。
信号を見逃すまいと、しっぽの隙間から見る。
そのうちに、ヒートアップし、頭の上に乗ってしまった!
イタタタタッ!
しかし手はハンドルを離せない!信号待ちで座席に乗せたのに、
すぐに肩へ這い上がる。
命からがらマンションへ到着。
すると…今度は部屋中を駆け巡り、壁に頭から激突。
一体、どういう性格してんねん!
しばらくして、静かになったと思ったら、カーテンの下で眠っていた…。
【vol 最終回】
思いかえせば。
子供が1歳を過ぎて、再び働くこととした頃。
仕事をもてば忙しいなぁ、少し家事を楽しようと考え、
洗濯機を新たに買った!
古い洗濯機はリサイクルショップで3,000円で引き取ってもらいラッキー♪
新しい洗濯機が到着!
業者さんが設置していった位置が、ちょっと困る。
もう少し壁際にずらそうと思い、ヨッコラショとずらした。
さっそくお試しお洗濯〜♪
ところが、数十分後、さくらが妙にそわそわしている。
洗面所の前をいったり来たり。
私の側に来ては、神妙な面持ち。
で、また洗面所の前に座る。
そこにはさくらのおトイレがあるのだ。
「さくら、おトイレ?どうしたん?」
なにかあるのかと思い…行ってみると!
そこは洪水になり、水が溢れていたのだ!
「うぉー!なんじゃこりゃ!?どうしたんだ???」
よく見ると、洗濯機のホースがはずれている!!
ジャバジャバ、川の流れのようだ!
うひゃー

そこへ ピンポーン!
あ!一瞬で理解した。下に漏れたのだ!
ドアを開けると下の奥さんが血相変えている!
「み、水、水が、、」
「あ、あ、あ、は、はい、、今、頑張ってます!」
訳のわからない会話をして、まず溢れた水をありったけの雑巾、バスタオル、
側にあった旦那のシャツなんかも使い、何度も拭いてはバケツに絞る。
しかし、洗濯機のスイッチは切ったものの、まだ水が残っているために
拭いても拭いても、、流れてくる!
さくらと、子供はその様子をじっと見ている。
「なんで、こうなっちゃうのぉ〜泣く〜〜」
次に保険会社に電話、そして購入したショップに電話。
保険会社は購入ショップさんが持つでしょうと。
しかし…この原因は!?
まさか、ずらしたから!?
いやいや、ほんのちょっとずらしただけじゃ。
しばらくしてショップの人がやってきた。
洗濯機を点検。
下のお宅へ行き、点検。後日、一部屋だけ内装工事に来るといっていった。
その日のうちに菓子折を持って、下のお宅へ行き平謝り…。
お洗濯が終了するまで気づかなかったら、被害は増大していたはず。
これは、さくらに感謝!
さくらが教えてくれたため、大難が小難に終わったのだ。
さくら〜ありがとう♪
おしまい!
SAKURA☆さくらを読んで下さってありがとうございます!
天国にいるさくらも喜んでいるでしょう♪
さくらはみんなに愛され、可愛がられ、幸せだったと思います!